
LAKIA不動産天王寺店本店です。
今や賃貸物件探しは、スマホひとつで完結する時代。ポータルサイトを開けば、魅力的な写真と「駅近」「築浅」「即入居可」といったキラーワードがずらりと並び、誰でも気軽に情報収集ができます。
しかし、私たちLAKIA不動産 天王寺店では日々多くのお客様と接する中で、「ネットで見つけた部屋が実際は全然違った…」という声を数多く耳にします。
今回は、ネットの情報に振り回されず、本当に自分に合ったお部屋を見つけるためのポイントを、業界の裏事情も交えてお話しします。
1. ネットに載っている物件、実はもう「空いていない」?
- まず最も多いご相談が、「気になる物件に問い合わせたら“すでに埋まってます”と言われた」というもの。これは、ポータルサイトに掲載されている情報がリアルタイムで更新されていないことが多いために起こります。 特に人気のあるエリアや条件の良い物件は、掲載されてからすぐに申し込みが入ってしまうこともしばしば。にもかかわらず、サイトには掲載されたまま…というケースも珍しくありません。
2.写真や間取り図にご用心!現地と違うことも…
ネットに掲載されている写真は、基本的に「できるだけよく見せたい」という意図で撮影されています。広角レンズで部屋を実際より広く見せたり、明るい時間帯だけを切り取ったりと、広告的な工夫がされているのが一般的です。 また、間取り図も注意が必要。壁の位置やコンセントの位置が異なっていたり、収納の大きさが実際と違ったりすることもあります。
3.「この物件、他社には載ってない!」は本当?
たまに「この物件はうちだけの限定情報です!」という謳い文句を見かけますが、実際には多くの賃貸物件は複数の不動産会社が取り扱える“共通物件”です。 つまり、「この会社にしか頼めない」と思い込まず、信頼できる不動産会社に相談すれば同じ物件を紹介してもらえる可能性が高いということです。 ただし、例外として一部に「専任媒介物件(特定の会社のみ取り扱い可能)」もあるため、最終的には店舗で確認を取るのが確実です。
4.掲載条件の“美化表現”に要注意
ネットに掲載されている物件情報には、実際よりも魅力的に見せるための“言い換え”が使われていることがあります。 表記されている言葉 実際の意味例 駅近(徒歩10分) 実際は坂道・信号が多く15分以上かかる リノベーション済 一部のみ修繕された、古さは残っている 即入居可 清掃や鍵交換がまだ終わっていない可能性あり 〇〇メゾン・〇〇ハイツ 建物名に“高級感”があるが築40年のケースも こうした情報を真に受けると、住んでから「イメージと違った」と感じてしまうことも…。
5.ネットに載っていない“掘り出し物件”もある
逆に、ネットに載っていない優良物件も存在します。たとえば… オーナーさんがネット掲載を希望していない タイミング的にまだ公開準備中の物件 地域密着型不動産が“自社だけで管理している物件” こうした物件は、実店舗に足を運んだ人だけが知れる“非公開情報”として紹介されるケースもあります。








